こだわりの治療法

私の治療は、まず問診に始まり、現代医学的な所見をとり、西洋医学的な病態把握をした上で、中国医学的診察を行って証を導きだし、それぞれを加味して治療方針を決定しています。(中国の病院でも西洋医学、中医学の両方を診察に取り入れています。)

世の中には、中国鍼という治療が浸透していますが、私はそれは正式名称ではなく、中医鍼灸が正式名称と考えているのです。実をいうと、日本の鍼灸学校で習う鍼灸と中医鍼灸は別物ととらえた方が良いのです。つぼの位置も、名称も異なる場合が多いし、診察法も違うし、用いている鍼、もぐさ、周辺用具も違います。

そして、TCM鍼灸院では、あえて用いる鍼は中国製ではなく日本製の鍼を使用しています。使い捨てであり、細く、滑らかに刺入できる点で私の顧問である老中医の先生も日本の鍼を奨めて頂いています。

治療方法の原理

鍼灸治療法の原理ですが、体表(皮膚、筋肉)に分布する感覚神経(つぼ、ポリモーダル受容器)を刺激し、中枢神経系(脳、脳幹、脊髄)を介して作用すると考えられています。

鍼は体表上の主に細い感覚神経を刺激し、中枢神経内に天然モルヒネの様な物質、いわゆる「内因性オピオイド」を放出させ、痛みを抑制する機構(内在性鎮痛機構)を賦活化し、脊髄レベルで痛みを伝える神経の興奮をブロックします。また同時に、鍼刺激は、体表の太い感覚神経をも刺激し、脊髄で痛みを反射性にブロックする機構を作動させます。(これは、体の一部をどこかにぶつけた際に、その部位をさすると痛みが和らぐのと同じことです。:ゲートコントロール理論)このように鍼の鎮痛効果は、中枢からの抑制系(下行性抑制系)と脊髄の抑制系の2重で痛みをブロックするのでよく効きます。

また、筋肉の深さまで鍼を刺すと、神経刺激を介して血行を改善させ、痛みの原因となっている発痛物質を洗い流します。

それから、鍼は痛みに対する効果だけではなく、自律神経が支配する内臓や血圧等に対しても、中枢神経や脊髄を介して反射性に機能を調整する作用があります。

治療方法の歴史

中医鍼灸の歴史は、2000年とも3000年ともいわれていますが、その発祥は中国で出来ました。その後、中国政府の指導のもと中医学と西洋医学は対等ということで、一国の医療を担うまでになってきています。日本では、鍼灸は一民間医療として存在していたにすぎずその差は一目瞭然です!一国の医療を担ってきた中医鍼灸、世界のスタンダードな鍼灸である中医鍼灸を皆様にお奨めいたします。

治療方法のこだわり

中医鍼灸は、世界で唯一体系化され、流派がない、症例数が多く、公開、研究されそして世界で最も普及した鍼灸です。それは日本鍼灸とは似て非なるものです。

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